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史上最高の13兆円! 日本の対豪直接投資額

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法律事務所と豪国立大の報告書発表

 豪英に拠点を置く法律事務所ハーバート・スミス・フリーヒルズと、オーストラリア国立大学豪日研究センターは15日、日豪間の投資に関する調査報告書を発表した。これによると、2022-23年度(豪会計年度=22年7月1日〜23年6月30日)の日本の対豪直接投資額は1,338億豪ドル(約13兆3,000億円)と史上最高を記録した。全世界からの対豪直接投資額の12%を占めた。

 インペックス(旧国際石油開発帝石)が、イタリア系再生可能エネルギー(再エネ)企業のエネル・グリーン・パワーが持つ豪州の権益の50%を3億2,600万豪ドルで取得するなど、化石燃料から再エネへの移行に絡む対豪投資案件が目立った。

 また、日本企業による豪州でのM&A(企業の合併・買収)も53件と、調査を17年に始めて以来、最多を記録した。

 直近の日本企業による主な対豪M&A案件としては、◇キリンホールディングスによる豪健康食品大手ブラックモアの買収(19億豪ドル)、◇三菱UFJ信託銀行による豪年金運営管理大手リンク・グループの取得(12億豪ドル)、◇液化天然ガス(LNG)輸入大手エルエヌジージャパンによるスカボロLNG開発事業の10%権益取得(8億8,000万豪ドル)、などがあった。

 報告書によると、経済的な状況が引き続き投資拡大に寄与すると見られることから、24年の日豪M&A取引も、過去最高を更新する見通しだという。

■ソース

Japanese FDI in Australia reaches a record high, says new report(Herbert Smith Freehills)





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