膝じん帯の負傷で長期離脱
女子サッカーのオーストラリア代表「マチルダズ」は、世界的なスター選手で主砲のサム・カー(FW=チェルシー=30歳)を欠くメンバーで、パリ五輪を戦うことになった。
1月に練習中に膝の前十字じん帯(ACL)を断裂するケガを負ったカー。マチルダズは21日の声明で、「(同じくACLを負傷している代表の)エイミー・セイヤー(MF=クリスチャンダッズDFF=22歳)とともに、カーはケガで長期離脱している。所属クラブでリハビリを続けており、2024年パリ五輪の代表には選出されない」と発表した。
カーは西オーストラリア州出身。国内リーグ「パース・グローリー」などを経て20年チェルシー入団。イングランドのトップリーグで最多得点を記録するなど女子サッカーのスーパースターに。オーストラリア代表としては128試合に出場し、69得点をマークしている。
23年のサッカー女子ワールドカップ(オーストラリアとニュージーランド共同開催)では、開幕直前のケガでグループリーグを欠場する不運に見舞われたものの、準決勝のイングランド戦で同点弾(結果は1-3で敗北)となる値千金のミラクルシュートを突き刺すなど、国民的ヒロインとなった。
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