当面は国内4空港、2機材のみ
オーストラリアのカンタス航空は3日、割り振った番号のグループ順に乗客を機内に案内する手順を国内4空港の国内線に導入すると発表した。ゲート前での混雑や待ち時間を減らし、搭乗をスムーズに行うことを目指す。
日本などでは既にお馴染みの「グループ・ボーディング」と呼ばれるサービスだが、オーストラリアでの導入は初めてだという。ブリスベン(6月3日から)、パース(6月10日から)、メルボルン(6月17日から)、シドニー(6月25日)の4空港を出発する国内線のうち、カンタスが直接運航するボーイング737、エアバスA330の2機材が対象となる。
乗客は、紙やデジタルのボーディング・パス(搭乗券)に記載された番号によって、6つのグループごとに分かれて、スタッフのアナウンスに従って機内に案内される。
カンタスは試験運用の結果、搭乗時間の短縮により定時運航に役立つことが確かめられたため、導入を決めた。今後、乗客が慣れるに従って、他の空港や機材にも対象を広げていく計画だ。
■ソース
GROUP 1, PLEASE COME FORWARD: QANTAS ROLLS OUT NEW BOARDING PROCESS(Qantas News Room)