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性的嗜好とジェンダーについて質問します! オーストラリア国勢調査

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LGBTIQ+の反発受け政府が方針転換

 オーストラリア連邦政府は2026年の次期国勢調査で、性的嗜好とジェンダーに関する質問を初めて加える。ジム・チャーマーズ連邦財務相が公共放送ABCのテレビ番組で明らかにした。

 8日付のABC(電子版)によると、チャーマーズ財務相は「LGBTIQ+(性的少数者)のオーストラリア国民は重要であり、2026年の国勢調査でカウントされることになる」と述べた。調査を実施するオーストラリア統計局(ABS)と協議の上、具体的な質問内容はABSが作成するとしている。

 性的嗜好とジェンダーに関する質問をめぐっては、アンソニー・アルバニージー首相の連邦労働党政権が2022年の前回選挙で公約していたが、後に撤回していた。しかし、性的少数者グループがこれに反発しため、加える方針に再度傾いたと見られる。

 財務相の発言の後、政府が発表した声明によると、ジェンダーに関する質問の対象は16歳以上の回答者のみ。また、質問に答えない選択肢も設ける。新しい質問を加えるための改正法案を年内に議会に提出するという。

 なお、質問内容は公式に公表されていないが、ABCは以下の3問をスクープしている。

  • 「あなたのジェンダーは何ですか?」
  • 「あなたは性的嗜好をどのように表現しますか?」
  • 「あなたは性的特徴の変化を持って生まれてきたと告げられたことはありますか?」

■ソース

Jim Chalmers confirms census will include questions on sexual orientation and gender(ABC News)





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