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サントリー、オーストラリア初の工場稼働 東部クイーンズランド州で

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エナジードリンク「V」や缶チューハイ「-196」など生産

オーストラリアで人気が高いエナジードリンクの「V」(Photo: Wikipedia)

 オーストラリアの製造業専門誌「インダストリー・アップデート・マガジン」18日付(電子版)によると、サントリー・ホールディングス傘下のサントリー・オセアニアが、オーストラリア東部クイーンズランド州で新工場の稼働を開始した。

 サントリーが新工場を建設したのは、クイーンズランド州南東部にあるイプスウィッチ郊外のスワンバンク。17ヘクタールの敷地にガラス瓶用1本、缶用2本の生産ラインを建設した。缶用のラインは1時間当たり18万本の生産能力があり、構内ではパレット5万枚分の商品を扱うことができるという。

 国内販売シェア1位のエナジードリンク「V」の製造を手始めに、人気の缶チューハイ「-196」、「カナディアン・クラブ・ウィスキー・アンド・ドライ」(ウィスキーのソーダ割り)、「ジンビーム・アンド・コーラ」(バーボンのコーラ割り)といった「レディー・トゥ・ドリンク」(RTD=缶を開けるとすぐに飲めるアルコール飲料)の生産を計画している。

 工場では、太陽光発電パネルなど再生可能エネルギーで発電した電力を使用し、温室効果ガスを発生しない「カーボン・ニュートラル」を実現。正規従業員160人を雇用したという。

 サントリーは2009年、Vを製造するニュージーランド拠点の飲料メーカー「フルコア・グループ」を取得するなど、M&A(企業の合併・買収)を通してオセアニア市場への関与を加速させているが、オーストラリア国内に生産拠点を持つのは初めて。

■ソース

Japanese beverage giant begins production in Queensland(Industry Update Magazine)

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