株式51%取得 完全小会社化の観測も
住友林業は9月30日、オーストラリアの住宅業界のトップ企業である「メトリコン・グループ」を連結子会社化することを決定したと発表した。これにより、住友林業のオーストラリアでの住宅着工件数は、年間7,000戸以上と国内最大規模に拡大する。
100%出資の小会社であるスミトモ・フォレストリー・オーストラリアを通して、メトリコン(資本金1億1,500万豪ドル)の51%を取得する。株式譲渡の実行日は10月下旬を予定している。
企業ニュースサイト「ビジネス・ニュース・オーストラリア」は、「数年後には完全小会社化する可能性がある」との見方を伝えている。
メトリコンはオーストラリア東部の主要3州(ビクトリア州、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州)と南オーストラリア州で主に注文住宅事業を展開。2024年6月期の住宅着工件数は3,894戸あり、9年連続で国内最大手の地位を維持している。
■ソース
「豪州最大手住宅会社 Metricon グループ株式取得(子会社化)及び特定子会社の異動に関するお知らせ」(住友林業)
ニュースリリース「全豪No.1 規模のビルダーグループへ 豪州最大手の住宅会社Metricon(メトリコン)グループを買収」(住友林業)