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オーストラリアの雇用情勢はまだまだタイト 労働参加率67.2%、史上最高に

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9月の失業率4.1%、前月と変わらず

 オーストラリア統計局(ABS)は17日、9月の雇用統計を発表した。これによると、失業率は4.1%(季節調整済み)と前月の改訂値(発表時の4.2%から下方修正)と変わらなかった。

 失業率は3.5%と史上最低タイを記録した2023年6月にから年初にかけて緩やかに上昇してきたが、過去6カ月間は4.1%前後を維持している。景気が減速基調にあるにもかかわらず、労働市場が依然タイト(需給がひっ迫しているさま)な状態にあることが改めて確認された。

 就業者数は6万4,100人と大幅に増加した一方、失業者数が9,200人減少した。このことから、雇用情勢の目安となる「労働参加率」(生産年齢人口に占める労働力人口=就業者数と失業者数の和=の割合)は67.2%、同「総人口に占める就業者の割合」は64.4%といずれも史上最高を更新した。

 ABS雇用統計部門の責任者を務めるビヨン・ジャービス氏によると、就業者数が1年間で3.1%増加し、人口増加率2.5%を上回ったことが、労働参加率と総人口に占める就業者の割合が過去最高記録につながった。

 ジャービス氏は「引き続き数多くの人が労働市場に流入し、幅広い産業で仕事を見つけているとともに、求人件数もコロナ禍前の水準を依然として上回っている」と述べ、好調な雇用情勢が続いているとの見方を示した。

■ソース

Unemployment rate steady at 4.1% in September(ABS)

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