「現在の仕事を非常に長く続ける計画だ」
オーストラリア東部セントラル・コーストでオーシャンビューの邸宅を430万豪ドル(約4億3,000万円)で購入する計画が明るみに出た同国のアンソニー・アルバニージー首相(労働党=61歳)だが、すぐに引退して海辺の新居で隠居するつもりは到底ないようだ。
アルバニージー氏は15日、ブリスベンでの囲み取材で、「セントラル・コーストの家でリタイア生活を計画しているんですか?」との質問に「私は非常に長い期間、今の仕事に就く計画だよ」と述べ、近い将来に政界を引退する考えのないことを明言した。
アルバニージー氏は2022年5月、当時野党の労働党を率いて前回の連邦選挙に勝利し、9年ぶりに政権交代を果たした。首相に就任して現在1期目だが、来年5月までに次期連邦選挙を控えている。コメント通りなら、2期目の再選を目指して首相の座にとどまると見られる。
購入する邸宅は、15歳年下の婚約者で2人目の妻となるジョディー・ヘイドンさんとの新居となる。現在、キャンベラ滞在中は、ヘイドンさんと9歳の愛犬「トト」(キャバプー=英語でカブードル=キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとトイ・プードルの交配)といっしょに首相公邸で暮らしている。
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