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闘犬用犬種に噛まれ3人重傷、うち1人重体

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シドニー西部の民家で母子襲われ、助けの男性も

 1月24日午後、シドニー都市圏西部で民家の飼い犬2頭が訪れてきていた女性と子供を襲い、助けに入った男性がさらに噛まれ、ショックで心拍停止を起こした。パラメディックスが男性に蘇生術を施し、病院に空輸したが、病院では人工昏睡で治療している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 襲った2頭はアメリカン・スタッフォードシャー・テリアと呼ばれる闘犬用犬種で、どう猛さで知られるピット・ブル・テリアとも近い品種。

 オーストラリアでは犬が人を襲う事件は2018年度の場合、4770件が自治体に報告されており、治療を必要とする負傷および死亡は合計681人にのぼっている。

 事件が起きたのはトレギア地区のビンセンス・アベニューで、午後1時頃、犬が人を襲ったという通報があり、警察官、救急隊が出動した。

 民家に滞在中の男性を女性(30)と女性の娘(10)が訪ねてきており、飼い犬の1頭が女児の背中に噛みつき、母子が民家から逃れようとした際に、女性も腕を噛まれた。屋外に逃れた女性が警察を呼ぶ一方、2人をかばって屋内に残っていた男性が2頭に襲われ、耳、顔、腹、胸などを噛まれた。

 そこに飼い主が帰宅し、2頭を一室に閉じ込めた。

 NSW州救急隊のフィル・テンプルマン司令は、「現場はかなりの惨状だった。近所の人々が悲鳴を聞いて助けに駆けつけ、血だらけの惨状だったにもかかわらず被害者の救助や2頭の犬の取り押さえに尽力した。おかげで人命が救われた」として、駆けつけた人々の働きを称賛している。
 男性が心拍停止状態になったため、現場近くの公園に専門医やパラメディックスを乗せたケアフライトのヘリコプターが着陸し、現場で蘇生術と輸血を行い、人工昏睡処置を行った上でウェストミード病院に空輸した。

 ドッグ・ハンドラーが出動し、2頭を昏睡させた後、獣医に運び、健康診断を行っている。その後、ブラックタウン・カウンシルで犬を預かり、飼い主とカウンシルの間で人を襲った犬を安楽死させるかどうかの話し合いが行われる。もし、飼い主が犬を飼い続けると決心した場合、警察、カウンシルとの3者の話し合いが行われる。
■ソース
Dog attack leaves man critical, two others injured in Tregear

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