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給料の手取りは増えてます! オーストラリアの実質賃金、3カ月連続で上昇

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9月期WPI、前年同期比3.5%上昇 引き続きインフレ上回る

 オーストラリア統計局(ABS)が13日発表した統計によると、7-9月期の賃金物価指数(WPI)は前期比で0.8%、前年同期比で3.5%それぞれ上昇した。

 WPIの上昇率が前年同期比で4.0%を下回ったのは2023年4-6月期以来1年3カ月ぶり。同上昇率は23年10-12月期の4.3%をピークに、24年1-3月期4.1%、4-6月期4.1%と鈍化してきている。

 ただ、賃金の伸びがインフレを上回る傾向は続いている。WPIの伸びは1-3月期以降、消費者物価指数(CPI)の上昇率を上回っており、物価上昇と比較した「実質賃金」(日本の統計と計算方法は異なる)は3期連続でプラスとなった。

 ABS物価統計部門の責任者を務めるミシェル・マーカント氏は声明で「年に1回の法定賃金の改訂(毎年7月施行)は、直接的、間接的に多くの仕事の賃金と関係性がある。24年7月1日の(最低賃金の)引き上げ幅3.75%は、23年の5.75%より小さかった」と述べ、インフレの鈍化にともなって当局が最低賃金の引き上げ幅を縮小したことが、WPIの減速につながったとの見方を示した。

■ソース

Wages grow 3.5 per cent for the year(ABS)

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