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16歳の日本人男子生徒2人フレーザー島で水死

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島の中、水泳客にも人気の澄んで穏やかな湖

 3月29日、QLD州南東部、大陸に接するように浮かぶ砂の島、フレーザー島の湖で日本人男子生徒(いずれも16歳)が水死する事故が起きた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日午後5時頃、同島を訪れていた日本の高校のツアー・グループから、男子生徒2人が島内のマッケンジー湖で行方不明になったとの通報があった。

 地元警察官、流水救助班、州緊急救援局員、郡部消防局、ヘリコプターなどが出動し、警察のダイバーらが湖を捜索した結果、同30日午前8時20分頃、湖水で2人の遺体を発見した。

 事故は2人の生徒の家族に通知され、警察は日本領事館と連携して事故の処理にあたっている。

 フレーザー島対岸、メリバラ市の警察パトロール班、トニー・クロウズ警部補は、「2人は同じ学校のツアーの生徒。日本領事館が家族に領事援助をしており、警察も協力している。まだ捜査の初期段階だが、悲しい事故であることには間違いがない。捜索隊員を含め、関係者の誰にとってもいたたまれない事故だ。目撃者その他の証人にも事情聴取し、事故原因、時刻などできる限り事故を詳しく調査して報告書にまとめ、検視法廷に提出する」と語っている。

 ツアー・グループを案内していたシーリンク・トラベル・グループのジェフ・エリソン氏は、「ツアー・グループにはガイドや通訳もついている。当社でも独自に調査を進めており、警察に全面的に協力している。非常に悲しい事故で、2人の家族や友人にも哀悼の気持ちを述べたい」と語っている。

 また、ジョージ・セイモア・フレーザー・コースト郡長は、「死亡事故でショックを受けている。マッケンジー湖は島でも有数の風景で訪れる人も多いし、穏やかな湖水で安全だと思っていたのに、2人も同時に亡くなるとは」と驚きを隠せない言葉で語っている。
■ソース
Two teenagers drown on Fraser Island off south-east Queensland

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