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シドニー鉄道スト、土壇場で回避

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今週末の24時間運航で労使合意 労使協定めぐる交渉は継続

シドニー・セントラル駅(Photo: 守屋太郎)

 オーストラリア東部シドニー都市圏で「バス・路面電車・鉄道組合」(BTRU)が今週末に計画していたストが21日、土壇場で回避された。新しい労使協定をめぐる使用者のニューサウスウェールズ州政府との交渉が暗礁に乗り上げていたため、労組は22日早朝から24日午前まで約48時間のストを行う計画だった。

 公共放送ABC(電子版)によると、ニューサウスウェールズ州政府が21日午後、11時間におよぶ交渉の結果、組合側の要求を一部受け入れ、今週末に限って24時間運行を実施することを決めた。ただ、労使協定は最終的な合意に至っていない。交渉は今後2週間にわたって続くため、混乱が再燃する可能性がある。

 労使協定の改訂をめぐっては、労組側が今後4年間で32%の賃上げや週35時間労働などを要求している。州政府は6月に妥協案として3年間で11%の賃上げを提示したが、組合側は納得していない。

 ABCによると、州政府のジョー・ヘイレン交通相は、今回の混乱について謝罪した。その上で、組合が求めている24時間運行の恒常化は、保線業務の必要性から首を縦に振らなかった。今後も労使交渉を続け「クリスマスまでに結論を出したい」と述べた。

■ソース

Sydney’s weekend train strike called off after NSW government reaches deal with rail union(ABC News)

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