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メルボルンのユダヤ教礼拝所で放火 容疑者2人逃走

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アルバニージー首相、「反セム主義」と断定

 オーストラリア南部メルボルン郊外で6日早朝、シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)で放火事件があった。警察は監視カメラの映像から、逃走した2人の男の特定を急いでいる。人種・宗教的憎悪に基づく攻撃と見られる。

 公共放送ABC(電子版)によると、現場はメルボルン市内から南東に約7キロ離れたリッポンリーにある「アダス・イスラエル・シナゴーグ」。6日午前4時ごろ、建物が燃えているとの通報を受けて消防隊が駆けつけた。

 建物内では事件発生当時、早朝の礼拝が行われていた。複数のシナゴーグの関係者がABCに述べたところによると、マスクを被った男2人が大型のハンマーのようなものでドアを叩き、窓ガラスを割った後、建物に液体を撒いて火を付けたという。炎は建物内の家具や書物などに燃え広がり、礼拝者は裏口から脱出した。1人が火傷を負ったとの証言がある。

 アンソニー・アルバニージー首相がABCのラジオ番組で明らかにしたところによると、容疑者2人は燃焼促進剤をほうきでばら撒く様子が目撃されており、「被害を最大化しようと企んでいたことは明白だ」という。首相は「反セム主義」(反ユダヤ主義)による行動であることは明らかだ。礼拝所への襲撃は憎悪によるものだ」と強く非難した。

■ソース

Melbourne synagogue fire condemned by PM as ‘act of hate’, as witnesses describe seeing masked attackers(ABC News)

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