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初の中国系女性連邦議員、中国団体所属を認める

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関係有力者も中国政権との裏の関係がささやかれる

 2019年5月の連邦総選挙でメルボルンのチザム選挙区から初当選した連邦議会初の中国系女性議員に中国共産党政権がオーストラリア政界に浸透するための団体との関係の疑惑が浮かび上がっているが、10日まで否定していた中国政府系団体への所属を11日付で認めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 9月10日、ABC放送が、中国政府の記録を調べると、グラディス・リウ自由党下院議員が2003年から2015年まで中国海外交流協会に所属していたことになっており、当時、この団体は中国政府の強力な国務院に直接報告する機関として知られていた。ところがリウ議員は、「その団体に加わっていたという記憶がない」と語っていた。さらに11日にはリウ議員は、2011年に広東省海外交流協会の名誉職を務めていたが、今は何のつながりもないと訂正している。また、リウ議員は広東省と山東省の海外交流協会に関わっていたとされるが、「自分は数々の団体から脱退している。また、私に無断で私をメンバーにしている可能性のある団体についても調べている」と発表した。

 中国海外交流協会は後に中国共産党の中央統戦部と合併しており、中国共産党政権が海外で影響力をふるうための機関になっている。

 さらに、リウ議員は、「澳大利亜華僑連合総商会と和澳大利亜江門総商会の名誉会長にされていた。しかし、今は一切のつながりを絶っている。残念ながら中国の団体は人を勝手に名誉職に押し上げる傾向がある。私は自分の名前を団体に用いられたくないのでいずれも私の名前を使うことをやめてくれ」と伝えた、としている。
■ソース
Gladys Liu admits to membership of Guangdong Overseas Exchange Association

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