ゴールドコーストに1号店オープン
米ハンバーガー・チェーン大手「ウェンディーズ」が、オーストラリアに帰ってくる。経済紙「オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー」(AFR)によると、ウェンディーズはかつてオーストラリア国内に11店舗を展開していたが、1980年代に撤退していた。40年のブランクを経て、ファストフード戦争が激化するオーストラリア市場に再チャレンジする。
ウェンディーズなどファストフード店のフランチャイズ運営を手がける米フリンズ・グループが15日、東部クイーンズランド州ゴールドコーストのサーファーズ・パラダイスに1号店をオープンする。AFRによると、これを皮切りにフリンズは今後10年間、国内で数百店を出店する計画だという。
ウェンディーズは、創業者の娘がモデルと言われる赤毛のソバカス少女のロゴで知られる。1969年に米オハイオ州で創業し、現在では各国・地域に7,000店舗以上を展開している。ハンバーガー・チェーン業界では、米マクドナルド、米バーガー・キングに次いで世界3位の規模があるとされる。
フリンズは米国内5州でウェンディーズ200店舗をフランチャイズ運営しているほか、ピザハットやタコベルなども手がけている。2年前にピザハットの運営権を取得してオーストラリアに進出。昨年、オーストラリアでのウェンディーズの運営権を獲得して出店準備を進めてきた。フリンズが行った市場調査では、90%が「ウェンディーズを試してみたい」と答えており、勝機があると見ている。
■ソース
Wendy’s takes on burger rivals with first Australian store in decades(Australian Financial Review)