ナイフ販売やめます! 豪スーパー大手コールズ、刺傷事件受けて棚から撤去

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「従業員と顧客の安全が第一」

 オーストラリアのメディア大手ニューズ・コーポレーションのニュースサイトによると、スーパー大手「コールズ」は15日、国内全店舗からキッチン用ナイフを撤去すると発表した。店内でスタッフが被害を受けた刃物事件を受けて、従業員と顧客の安全を守るためナイフの販売をやめる。

 報道によると、事件が起きたのは13日午後5時30分前。北東部クイーンズランド州イプスウィッチのショッピングモールにあるコールズ店舗内で、容疑者の少年(13歳)が、冷蔵庫内の商品を補充する作業をしていた女性従業員(63歳)の背中を刃物で刺し、重傷を負わせた。

 容疑者は強い殺意を持って女性の背中を刺した可能性がある。ナイフは女性の身体を貫通して先端部分が腹に露出していて、病院に緊急搬送される間、体内に刺さったままだったという。ショッピングモールは悲鳴が飛び交うなど一時騒然とし、立ち入りが禁止された。

 警察は容疑者が犯行に使用した刃物は、店内で販売されていたナイフだったと見ている。

 コールズの広報担当者は「オーストラリア国内の店舗からキッチン用ナイフを回収することを決定した」と述べた上で、従業員と顧客の安全確保を最優先に取り組む方針を明らかにした。

■ソース

Coles pulls knives from shelves after supermarket stabbing(news.com.au)

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