前年比5割の急増 100万人超えも視野に
日本政府観光局がこのほど発表した統計によると、2024年1年間にオーストラリアから日本を訪れた外客数(推計値)は92万200人と前年(61万3,062人)と比べて50.1%増えた。コロナ前の19年(62万1,771人)を超え、過去最高を更新した。
このままの伸びが続けば、25年には100万人の大台を超える可能性がある。
国・地域別では、韓国、中国、台湾、米国、香港、タイに次いで7番目に多かった。オーストラリアは前年7位だったフィリピンを追い越し、ランキングを1つ上げた。
JNTOはオーストラリアの訪日市場の直近12月の概況について「(12月は)11万2,500人(前年同月比25.7%増)であった。スクールホリデーや直行便数が(コロナ前の)19年の水準を上回っていること等の影響もあり、訪日外客数は単月として過去最高を記録した」と指摘している。メルボルン―成田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月も上回っているという。
24年の訪日外客数は全体でも47.1%増の3,686万9,900人と過去最高を更新した。これまで過去最高だったコロナ前の19年の3,188万2,049人を約500万人(15.6増)上回った。
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