二大政党別支持率は野党51%、与党49%
オーストラリアの次期連邦議会選挙(下院の全議席と上院の約半数を改選)が4カ月以内(5月17日まで)に迫る中、アルバニージー首相の中道左派・労働党の支持率が引き続き低下している。メディア大手ニューズ・コーポレーションのニュースサイトが27日、伝えている。
調査会社ニューズポールが20〜24日に全国で実施した世論調査(サンプル1,259人)によると、選好票振り分け後の実際の選挙結果に近い「二大政党別支持率」は、中道右派の最大野党・保守連合(自由党、国民党)が前回調査から1ポイント上昇して51%、中道左派の与党労働党が1ポイント下落の49%となった。
また、振り分け前の一次得票率に相当する「各党別支持率」は、保守連合が前回と同じ39%、労働党が2ポイント下落の31%と差が広がった。左派のグリーンズ(緑の党)は1ポイント上昇の12%、右派のワンネーションは前回と変わらず7%、その他は1ポイント上昇の11%だった。
一方、今年5月までに実施される次期連邦選挙の結果については、回答者の53%が保守連合の政権奪回、47%が労働党の続投をそれぞれ予測した。
ただ、オーストラリアの連邦政治では、与党が1期で政権を失った前例は、1931年以降90年以上一度もない。もし労働党政権が今年の選挙で下野すれば、戦後初の非常に稀なケースとなる。
■ソース
Peter Dutton’s path to victory revealed as polls show most Aussies think he’ll win(news.com.au)