夕方には急激に涼しく 寒暖差に注意
この夏最大クラスの熱波に見舞われているオーストラリア東部ニューサウスウェールズ州ではきょう、各地で最高気温が40度を超える猛烈な暑さとなる見通しだ。
オーストラリア気象局(BOM)の予報によると、28日の日中の最高気温は、東部シドニー中心部で午後2時ごろに40度に達する。同市西方の内陸部ペンリスでは42度、涼しい海風が吹く東郊ボンダイでも36度となる。
BOMは現在、同州の北東部から南東部にかけての広い地域に熱波警報を発令中。窓やカーテンを閉めて外部から熱気が入るのを防ぎ、涼しい建物内で扇風機やエアコンを使用するよう注意を呼びかけている。高齢者や幼児、子ども、妊娠している女性、病気を患っている人は、特に警戒する必要があるとしている。
ただ、週末から続いている厳しい暑さはきょうまで。午後5時ごろまでには、一転して最大風速毎秒15.3メートルの冷たい南風に変わり、急激に涼しくなる。あす29日のシドニーの最低気温は20度、最高気温は25度まで急低下する。
夏のオーストラリア東部では、厳しい熱波の後、寒冷前線が通過して気温が急低下する天候パターンが多い。昼は40度以上だったのに夜は長袖が必要なほど肌寒くなることもをあるため、体調管理に気をつけたい。
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