12月初め以来2カ月ぶり
シドニーのオーストラリア証券取引所（ASX）の上位200社で構成する主要株価指数「S&P/ASX200」は31日、3日続伸。前日比で28.60ポイント（0.45％）高い8,532.30で取引を終了し、昨年12月3日以来約2カ月ぶりに終値ベースの史上最高値を更新した。
この日、株価上昇が目立ったのは、西オーストラリア州の産金企業「ボールト・ミネラルズ」（6.85％高）、同州のウラン探鉱企業「ディープ・イエロー」（5.45％高）など。11のセクターのうち9つが上昇した。IT（1.15％高）、素材（1.09％高）、不動産（1.06％高）が好調だった一方、公共事業は4.15％安と振るわなかった。
前日30日午後には、同じく昨年12月3日に記録していた取引時間中の最高値を更新していた。その後、取引終了にかけて下落し、終値では最高値をわずかに下回っていた。31日は朝から買いが優勢となり、昼前に前日の取引時間中の最高値を上回っていた。
米国のトランプ新政権が繰り出す政策の先行き不透明感や、オーストラリアの政策金利引下げが先送りされるとの警戒感などから、同指数は12月末から年初にかけて下落基調が続いていた。その後、1月末にかけて回復した。今週は前週の終値と比べて1.47％上昇し、最高値更新に至った。
■ソース
Live updates: ASX hits new all-time high, Apple beats profit forecasts（ABC News）
