CA制服リニューアルします! オーストラリアのカンタス航空

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数カ月以内にデザイナー決定へ

2014年から使用している現行のユニフォーム(Photo: Qantas Group)

 オーストラリア航空最大手、カンタス航空は1月30日、客室乗務員やパイロット、地上職員などのユニフォームを17年ぶりにリニューアルすると発表した。2027年の導入を予定している。

 制服を着て仕事している1万7,500人以上の従業員を対象にまず調査を実施し、オーストラリアを代表する航空会社にふさわしいデザインを探る。その上で今後数カ月以内にデザイナーを選定する。

 カンタスは最初に客室乗務員を採用した1948年以降、時代の変化に合わせて10回、ユニフォームを変更してきた。過去にはイブ・サンローラン(85〜93年)といった海外の著名デザイナーを採用したこともあった。オーストラリア人ファッション・デザイナーのマーティン・グラント氏が手がけた現行の制服は、2014年から導入している。

 カンタスは23年から28年までの5年計画で、機材の大幅な入れ替えを進めている。これにタイミングを合わせる形で、制服を新デザインに変える。加えて、新経営陣の下で企業イメージを一新する狙いもありそうだ。

 カンタスはアラン・ジョイス前最高経営責任者(CEO)の下で、大打撃を受けたコロナ禍から業績はV字回復を果たした。ところが、23年以降、不祥事が相次いで発覚して、世間から強いバッシングを受けた。キャンセルした便の航空券を販売していた「幽霊フライト」問題が明るみに出た上、ロックダウン(都市封鎖)時に職員1,700人を解雇したことも最高裁で違法と認定された。引責辞任したジョイス氏に代わり、バネッサ・ハドソン氏が女性初の新CEOに就き、信頼回復に努めている。

■ソース

QANTAS MARKS NEW ERA FOR THE AIRLINE WITH UNIFORM REDESIGN SET FOR THE RUNWAY(Qantas News Room)

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