もう廉価版とは言わせない! でもスマホなんてこれで十分だよ

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iPhone 16e、オーストラリアで22日午前0時から予約開始 発売は28日

 米アップル「iPhone」シリーズの新機種「iPhone 16e」の予約が22日午前0時、オーストラリアでスタートする。発売は28日。従来の廉価版機種と比べて価格が大幅に上昇したのが難点だが、見た目やスペックは上位機種と比べて遜色ないレベル。近年はオーストラリアでも豪ドル安の影響でスマホのインフレが激しいが、高額な機種を買っても、高すぎる機能を使いこなせている人はどれだけいるのか。これで十分すぎるくらいだろう。

 16eは従来の廉価版「iPhone SE」(第3世代)の実質的な後継機種だが、オーストラリアでの価格は999豪ドル(約9万6,300円=128GB)からとSE第3世代の最も安いモデル(64GB)と比べて200豪ドル高くなった。それでもiPhoneシリーズでは最も安いが、SEの名を捨てたこともあり、もはや廉価版とは言えない別の機種となっている。

 旧機種と比べて価格が上昇したのは、デザインや性能が著しく向上したからだ。16eの発表とともに絶版となったSE(第3世代)は旧世代の「iPhone 8」の筐体と4.7インチ液晶ディスプレイを採用していた。16eは現行シリーズの筐体と6.1インチの有機ELディスプレイにアップグレードした。ガジェットに詳しくない人が見れば、最新の上位機種「iPhone 16」と区別がつかない最新世代のルックスとなっている。

 中身も、スマホの頭脳であるSoC(システム・オン・チップ)に16と同じ最新の「A18」を搭載し、アップルの音声アシスタント機能「SIRI」と連動したAI(人工知能)機能「アップルインテリジェンス」も実装。認証システムは指紋から顔認証に変わり、充電端子がアップル独自規格のライトニング端子から一般的なUSB-Cとなるなど、使い勝手も良くなっている。ただし、日本語でアップルインテリジェンスが使えるようになるのは4月以降になる。

 一方、16eでは、16で2基、最上位モデル「16 Pro」で3基搭載しているフロントカメラを1基とし、磁石でワイヤレス充電が可能な「マグセーフ」を省くなど、16と比べて機能を簡略化してコストを抑えた部分もある。選べるカラーもホワイトとブラックの2色のみとなっている。

■ソース

iPhone 16e ‘Latest iPhone. Greatest Price.(Apple Australia)

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