本土上陸に備えよ! サイクロン「アルフレッド」

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明日、ブリスベンからゴールドコースト付近を直撃へ

 オーストラリア気象局(BOM)の発表によると、台風と同じ熱帯低気圧のサイクロン「アルフレッド」は東部夏時間(AEDT)の7日午後4時現在、クイーンズランド州の中心都市ブリスベンの南東120キロ、ゴールドコーストの東北東85キロ(南緯27度80分、東経154度20分)のタスマン海上を時速8キロでゆっくりと南西に進んでいる。

 中心付近の最大瞬間風速は時速140キロ(秒速39メートル)。勢力の目安となる指標は5段階中下から2番目の「カテゴリー2」。現時点の予報によると、8日朝にブリスベン東方のモレトン湾諸島を通過した後、サンシャイン・コーストのヌーサからブリスベン南東郊外ビーンリーの間で、本土に上陸する見通しだ。

 BOMは現在、クイーンズランド州ダブル・アイランド・ポイントからニューサウスウェールズ州バリナにかけての海沿いの一帯にサイクロン警報を発令中。BOMによると、サイクロンの接近に伴い、クイーンズランド南東部とニューサウスウェールズ州北東部では7日午後から、激しい雨と「生命に関わる危険な鉄砲水」が発生する恐れがある。

 また、上陸が予想されるモートン湾諸島からゴールドコーストの海岸部にかけてのエリアでは7日夜から、最大瞬間風速が時速155キロ(秒速43メートル)、モートン岬からヤンバまでのエリアでも同時速120キロ(秒速33メートル)の暴風となる。

 これは、野外で人が立つのが困難なレベル。車が飛ばされたり、屋根が吹き飛ばされたり、家屋が損壊したりする恐れがある。

 さらに、7日深夜の満潮時に向けて潮位の異な上昇が予測され、ダブル・アイランド・ポイントからバリナまでの低地では高潮で市街地が冠水する恐れがある。

 大波への警戒も必要だ。ゴールドコースト沖の海上では8日まで最大波高6メートル以上の大しけが続く見通し。クイーンズランド南東部からニューサウスウェールズ州にかけての広範囲で砂浜が激しく削り取られる可能性が高い。

 サイクロンは上陸とともに勢力を落とし、8日後半には温帯低気圧に変わる見通しだ。しかし、BOMは中心付近と南側では激しい雨が週末にかけて続くとして、上陸後も警戒するよう呼びかけている。速度が遅いため大雨が降る時間が長引くことから、今後48時間の雨量は300〜500ミリ、多いところでは最大800ミリに達する可能性がある。

■ソース

TROPICAL CYCLONE ADVICE NUMBER 34(Bureau of Meteorology)

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