ニューサウスウェールズ州北部やゴールドコースト市内などで洪水

オーストラリア気象局(BOM)の発表によると、サイクロン「アルフレッド」は東部夏時間の8日未明、クイーンズランド州南東部ブリスベン東方のモートン湾諸島を通過した。午前4時現在、ブリスベンの北北東50キロ、ゴールドコーストの北100キロのモートン湾上を時速10キロで北西に進んでいると見られている。
同日早朝にサンシャイン・コーストのマルチドアとブリスベンの間にあるブライビー島付近に上陸する見通しだ。
最大瞬間風速は時速100キロメートル(秒速28メートル)。上陸時の強さは5段階中一番下の「カテゴリー1」に1ランク下がった。上陸後さらに勢力を弱め、温帯低気圧に変わると見られる。
ただ、中心付近と進行方向の南側では引き続き8日朝にかけて大雨と強い風、低地では高潮による冠水に対する警戒が必要だ。また、内陸部で大雨を降らせれば、晴天でも数日後に河川が増水、氾濫する場合がある。
BOMは現在、クイーンズランド州南東部サンシャイン・コーストのヌーサから、ニューサウスウェールズ州北東部バイロン・ベイまでのエリアでサイクロン警報を発令している。
公共放送ABC(電子版)によると、クイーンズランド南東部では8日午前1時の時点で20万2,700世帯、ニューサウスウェールズ州北東部では7日夜の時点で3万5,000世帯と事業所で、それぞれ停電となっている。
ニューサウスウェールズ州緊急サービス隊(SES)は現在、北東部のツイード川(Tweed River)流域、同リッチモンド川(Richmond River)流域など複数の河川の流域や海沿いの低地で避難勧告を発令している。ABCによると、リッチモンド川流域のウッドバーン(Woodburn)では水位が2.5メートルを超えて急速に上昇していて、8日朝には警戒水位3.7メートル、同日夜には危険水位4.2メートル以上に達すると予測されている。
また、ゴールドコースト市は現在、全域で外出禁止を勧告している。市内南部のカランビン川(Currunbin Creek)と同タラバジェラ川(Tallebudgera Creek)の周辺では「危険で速い予測不可能な洪水が発生している。避難ルートは洪水で遮断されている」として、移動しないよう呼びかけている。
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