5月利下げの可能性は何パーセント?

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今回は予想通り据え置き 連邦選挙後にお預け

 中央銀行の豪準備銀(RBA)は3月31日〜4月1日に開いた会合で、事前の予想通り政策金利(4.10%)を据え置いた。オーストラリアでは5月3日に連邦選挙の投票が行われるが、与党が経済運営の成果をアピールする上で追い風となる追加利下げを見送った格好だ。RBAは前回2月の会合で、4年3カ月ぶりに利下げを行い、金融緩和に舵を切っていた。

 RBA理事会は会合後に発表した声明で、米国の関税引き上げと各国の報復関税、地政学的な緊張拡大などから「世界経済の先行きは、引き続き著しく不透明だ」と指摘。いわゆる「トランプ関税」の影響を慎重に見極める姿勢を示した。

 ロイター通信が会合前に実施した調査によると、エコノミスト39人のうち全員が据え置きを予測していた。次回5月19〜20日の会合については、約75%が0.25ポイント引き下げ(3.85%)があるとしていた。また、1日の時点では、金利先物から算出される5月利下げの確率は60%となっている。

 大手銀の予測は割れている。コモンウェルス銀のギャレス・エアード部長(オーストラリア経済部)は1日、「年内に5月、8月、11月の3回、0.25ポイントずつの利下げがあり、年末の政策金利は3.35%になる」との観測を示した。ウェストパック銀のルーシー・エリス首席エコノミストも同日、「次の利下げは5月に行われる可能性が高い」と指摘した。

 一方、ナショナル・オーストラリア銀(NAB)は、6月以降に年内3回の利下げ(年末に3.35%)があると想定。オーストラリア・ニュージーランド銀(ANZ)は、8月に0.25ポイントの利下げが1回あるのみ(年末に3.85%)だと見ている。

■ソース

Statement by the Monetary Policy Board: Monetary Policy Decision(Reserve Bank of Australia)

Australia’s central bank holds rates as it frets over trade war risk(Reuters)

RBA leaves the cash rate on hold, as expected(Commonwealth Bank of Australia)

RBA holds rates as expected, seeks confidence in an uncertain world(Westpac IQ)

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