オーストラリアのスーパー大手コールズ

オーストラリアのスーパーマーケット大手コールズを運営するコールズ・グループは4月から、3つある傘下の酒販店チェーンを「リカーランド」のブランドに一本化する作業を始めた。プレミアムワイン中心の「ビンテージ・セラーズ」を「リカーランド・セラーズ」に、格安量販店「ファースト・チョイス」を「リカーランド・ウエアハウス」としてそれぞれ再編する。年内にブランド統合の完了を目指す。
リカーランドは1971年創業。コールズ・グループが81年に買収した。現在、全国に818店を展開し、グループ酒販部門「コールズ・リカー」の柱となっている。統合によってリカーランド・ブランド全体の店舗数は984店に拡大する。
コールズ・リカーのマイケル・コートニー代表は声明で、統合の目的について「1つのブランドとウェブサイトで競争力の高い価格を設定し、顧客満足度を高める」と述べた。
オーストラリアでは酒類提供や販売の規制が厳しい。ウールワースとコールズの大手2社はスーパーで酒類の販売を行っていない。その変わり、スーパーに隣接した別店舗で酒類を販売しているケースが多い。従来のリカーランドはスーパー隣接の小型店が主体。ビンテージ・セラーズはショッピング・モールや商店街の地上店、ファースト・チョイスは郊外のロードサイド店舗が主流となっている。
一方、ウールワースも同様に、スーパー隣接の小型店など国内最多の1,400店を展開する「BWS」、大型量販店チェーンとしては最大規模の「ダン・マーフィーズ」などを運営していたが、2019年に酒類部門をエンデバー・グループとして分社化。エンデバーは21年に新規上場し、ウールワースから分離・独立している。
■ソース
New era for Coles Liquor: nationwide Liquorland transformation begins(Coles Group)