地元メーカーとコラボで開発

出発地の空港で預けた荷物が何らかの理由で紛失し、目的地で受け取れない「ロストバゲージ」。自分の荷物がいつまで経ってもターンテーブルから出てこないのは悪夢でしかないが、海外では割とよくある話だ。そこで、最新のテクノロジーで場所を追跡できるスーツケースがこのほど、オーストラリアで発売された。
同国の航空最大手・カンタス航空と、スーツケースやカバンの販売を手がける地元メーカー「ジュライ」(July)が共同開発した。位置情報を発信する小型デバイスを備え、自分の所持品を追跡できるアップルの「探す」ネットワーク(Find My Network)と、グーグルの同様の機能「ファインドハブ」(FindHub)に対応。ロストバゲージの場所を特定できるようにした。
ジュライによると、こうした追跡機能を備えたスーツケースは世界初だという。
サイズは預け入れ用(425豪ドル)と、機内持ち込み用(375豪ドル)の2種類。これらのスタンダードバージョンに加え、それぞれのサイズにマイレージプログラム会員(ゴールド以上)専用のプレミアムバージョンもある。
オンラインショッピングサイト「カンタス・マーケットプレース」、ジュライのウェブサイト、全豪各地のジュライ店舗で購入できる。
■ソース
QANTAS AND JULY LAUNCH NEXT-GEN TRACKABLE LUGGAGE RANGE(Qantas News Room)