オーストラリアでいま、どれくらいの人がコロナで亡くなっているのだろう?

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今年の関連死者数は累計約2,000人 直近ではインフルが猛威

(Photo: Konstantin Evdokimov on Unsplash)

 年を越せば、新型コロナウイルスの世界的パンデミック(感染拡大)からもう6年。ほとんど話題にならなくなって今でも、オーストラリアのコロナ関連死者数(他の疾患を同時に罹患した人を含む)は、減少傾向にあるとはいえ、今年10月までに累計2,000人を超えている。一方、インフルエンザが南半球の冬から春にかけて猛威を振るい、1,400人近い関連死者数を出している。

 オーストラリア統計局(ABS)がこのほど急性呼吸器感染症に関する統計を発表した。これによると、関連死者数は1月〜10月の累計でコロナが2,004人、インフルエンザが1,385人、RSウィルス(主に呼吸器に感染症をもたらすウイルス)が506人となった。

 コロナ関連死者数は2023年6,190人、24年5,105人と減少傾向にあり、今年も11月、12月に感染拡大が起きない限り、前年を下回る可能性がある。

 一方、インフルエンザ関連死者数は23年611年、24年1,045年と増えつつあり、今年は10月までに前年を上回った。単月で見ると8月286人、9月245人、10月59人とコロナを上回っている。

 また、それぞれの病気が直接の原因で亡くなった人の数(直接死者数)は、コロナが23年4,610人、24年3,902人、今年1月〜10月1,576人。インフルエンザが23年470人、24年806人、今年1月〜10月1,158人と増加傾向にある。

■ソース

Deaths due to acute respiratory infections in Australia(ABS)

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