小型トラック「ハイラックス」、新型モデル販売開始

トヨタ自動車の現地法人、トヨタ・オーストラリアはこのほど、最量販車種の小型トラック「ハイラックス」の新型モデルを発売した。従来型の基本設計を踏襲しながら、内外装を大幅に刷新して商品性を高めている。
トヨタによると、新型の外装デザインはオーストラリア拠点のデザインチームが手がけたという。現代風の薄型ヘッドライトと直線基調のフロントマスクが特徴的で、従来型と比べてより精悍さを増した。馴染み深いトヨタの丸いコーポレートマークをあえて廃し、レトロな「TOYOTA」ロゴを冠したのも、新鮮な印象を与えている。

新しいパワーステアリングなどの採用で運転のしやすさを増したほか、安全性能も向上。室内に最新の大画面マルチメディア・システムを備えるなど、快適性もアップさせたとしている。

最も低価格のシングルキャブ(2ドア)の後輪駆動モデル(3万3,990豪ドル)から、ダブルキャプ(4ドア)の最高グレード「ラッグドX」の4輪駆動モデル(7万1,990豪ドル)まで、用途やライフスタイルに応じて多彩なラインナップを揃えた。

全グレードに信頼性の高い2.8リットル4気筒ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載する。現時点で電動車はないが、主に鉱山などの企業顧客を対象に、2026年には電気モーターだけで駆動するバッテリー電気自動車(BEV)も新たに投入する。
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