シドニー新魚市場、いよいよ来週オープンだよ! オペラ・ハウスに匹敵する新名所に

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波状の巨大な屋根が斬新 来場者600万人以上、倍増へ

新しいシドニー・フィッシュ・マーケットのエントランス(Photo: Infrastructure NSW)

 オーストラリアのニューサウスウェールズ州政府がシドニー市内西部ブラックワトル・ベイで再開発を進めてきた新しい「シドニー・フィッシュ・マーケット」(鮮魚卸売市場)が1月19日、オープンする。

 総工費7億5,000万豪ドル(約787億円)を投じた新施設は、波がうねるような純白の大屋根が特徴的。ウォーターフロントの景観を一新し、オペラ・ハウスやハーバー・ブリッジに並ぶシドニーの新たなランドマークが出現する。漁業と観光の一大拠点となり、現行の約2倍となる年600万人以上の来場者を見込む。

 新しい建物の未来的なデザインは、デンマークの建築事務所「3XN」が手がけた。2万平方メートルの敷地面積はサッカー場4面分に相当する。卸売業者向けの最新の競り場に加え、料理学校「シーフード・スクール」や多様な小売店、レストランを備え、オーストラリアのシーフード産業振興に寄与する。

ブラックワトル・ベイの一角に建設された新市場(写真右奥)。シドニー市内からライトレール(路面電車)でアクセスできる(Photo: Infrastructure NSW)

 新施設は、6,000平方メートル以上の公共空間を併設する。市内西部ロゼール湾から東部ウルムルまで続く15キロの遊歩道「シドニー・フォアショア・ウォーク」とも接続し、市民や旅行者に憩いの場を提供する。先住民文化を紹介する彫刻や歴史の展示もある。

 ニューサウスウェールズ州政府によると、建設工程では環境負荷の低減を徹底したという。建材をバージ(はしけ)に載せて海上運搬することで、トラック5,650台分の通行を省いた。クレーンの燃料に再生可能軽油を使用し、温室効果ガス排出量を最大90%削減した。水質浄化システムの導入など海洋生物の保護にも配慮した。

 シドニー・フィッシュ・マーケットは1966年に現在の場所に移転して以来、南半球最大の魚市場として親しまれてきた。毎日50トン以上、100種を超える水産物が競りにかけられているほか、鮮魚店や飲食店が立ち並び、市民や旅行者も楽しめる名所となっている。94年の民営化を経て、現在は漁業者とテナントが共同で運営している。新市場は現行の市場の西側にあった古い建物の廃墟跡で建設が進められていた。

■ソース

THE NEW SYDNEY FISH MARKET(Sydney Fish Market)

New Sydney Fish Market(Infrastructure NSW)

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