さすがは世界一のトヨタだね! オーストラリア市場で23年連続シェア1位

SHARE

豪新車市場、中国勢の急増は脅威

2026年にオーストラリアで販売を開始するトヨタRAV4の新型モデル(Photo: Toyota Australia)

 オーストラリアの自動車市場では、昨年もトヨタ自動車が圧倒的な強さを見せた。オーストラリア自動車工業会(FCAI)がこのほど発表した2025年の新車販売統計によると、トヨタの年間販売台数は23万9,863台と前年比0.6%の微減となったものの、前年と同じシェア19.8%を維持した。トヨタがオーストラリア市場でシェア1位を記録したのは23年連続だ。

 主力車種が市場を牽引している。中型SUVの「RAV4」は5万1,947台を販売し、4年連続で最も売れたSUVとなった。また、オーストラリア人ドライバーに長年、親しまれている小型トラック「ハイラックス」も5万1,297台を記録した。トヨタの全販売台数の約半分をハイブリッド車が占め、同社の環境技術に対する消費者の信頼の高さがうかがえる。

 トヨタと他メーカーとの差は依然として大きい。2位の米フォードは9万4,399台(シェア7.8%)、3位のマツダは9万1,923台(シェア7.6%)。韓国の起亜自動車と同現代自動車がこれに続くが、いずれもトヨタの販売台数の半分に満たない。現地法人「トヨタ・オーストラリア」のマシュー・カラコー最高経営責任者(CEO)は「60年以上にわたる品質と信頼の積み重ねの結果だ」と胸を張った。

 ただ、オーストラリア市場で長年、存在感が強い日本勢にとって、中国メーカーの台頭は脅威となりつつある。中国車への輸入規制がないオーストラリアでは、BYDやGWM(長城汽車)といった新興中国メーカーの販売が急増している。中国車のシェアは前年の14%から18%まで拡大し、中国は製造国別で日本、タイに続き3位に躍り出た。日本勢が強みを持つSUVや商用車の分野でも、低価格を武器に攻勢を強めている。

 トヨタは次世代モデルの投入で迎え撃つ。2026年には全面刷新した新型RAV4をはじめ、ハイラックスのバッテリー電気自動車(BEV)の販売を開始する。2028年にはハイラックスの燃料電池車(FCEV)モデルの発売も予定している。多様な動力源を消費者に選んでもらう「全方位戦略」を推進し、2030年までに全販売台数の3割を温室効果ガス排出ゼロ車または低排出車とする計画だ。

◼️ソース

Australia’s new vehicle market remains resilient(Federal Chamber of Automotive Industries)

TOYOTA CELEBRATES 23RD CONSECUTIVE YEAR AS MARKET LEADER DOWN UNDER(Toyota Australia)

SHARE
Google Adsense
[the_ad_placement id="single-new-bottom"]