オーストラリアでインフレ再燃より鮮明に!

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12月CPIは前年比3.8%上昇 市場予測上回る

 粘着力の高いインフレが、オーストラリア経済の不安材料になってきた。豪統計局(ABS)が28日発表した物価統計によると、2025年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.8%上昇した。11月の3.4%からアクセルを踏み込んだ。25年6月(1.9%)の直近の底から反転し、加速傾向が続いていることが鮮明になった。前月比の上昇率も1.0%と前月の0.0%からスピードを速めた。

 項目別では、住居費(前年同月比5.5%)、食品・非アルコール飲料(3.4%)、娯楽・文化(4.4%)などの伸びが高かった。住居費のうち、電気代は21.5%と急上昇した。ABSによると、これは2州で家庭へのエネルギー料金助成金が終了したことの反動が大きいという。

 価格変動の激しい項目を除いた「トリム平均値」も、前年同月比で3.3%上昇した。前月の3.2%から伸びた。中央銀行の豪準備銀(RBA)が金融政策を決める上でより重要視するトリム平均値は、引き続きインフレ目標(2〜3%)から上振れしている。このため、RBAが2月2〜3日に開く今年最初の会合で、利上げに踏み切るかどうかが最大の焦点となっている。

 なお、オーストラリアは長年、四半期のCPIを物価統計の基軸としてきたが、頻度の高い月次データを公表している主要国の基準に合わせる形で、集計手法の刷新を進めてきた。今回の発表から、ABSは別々に算出していた四半期と月次の指標を統合し、基準年月を変更した上で、精度の高い完全な月次統計に一本化した。月ごとの物価変動をより正確に把握することが可能となったとしている。

◼️ソース

CPI rose 3.8% in the year to December 2025, Media Release(ABS)

Consumer Price Index, Australia(ABS)

Re-referencing the quarterly Consumer Price Index(ABS)

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