オーストラリア資源大手BHP、業績が絶好調な理由とは?

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EBITDAで初めて銅が鉄鉱石を抜き、最大の収益源に

南米チリ北部にあるBHPのエスコンディーダ銅鉱山(Photo: BHP Group)

 鉄鉱石や銅、石炭などを手がけるオーストラリアの資源大手BHP(本社メルボルン)は17日、2025年7〜12月期の半期決算を発表した。売上高は前年同期比11%増の279億200万米ドル(約4兆2,700億円)、純利益は同28%増の56億4,000万米ドルと増収増益を記録した。人工知能(AI)データセンターや再生可能エネルギー向け需要の急増を背景に、銅価格の上昇が業績を押し上げた。

 銅は初めて、利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)ベースで主力の鉄鉱石を超えた。エスコンディーダ鉱山(チリ)などの銅事業が好調だった。西オーストラリア州の鉄鉱石事業も記録的な生産・出荷量を達成した。

 マイク・ヘンリー最高経営責任者(CEO)は「過去4年間で銅生産量は約30%増加しており、当社が見込んでいた銅市場の好転に先んじた形で、有利なポジションを確立した。BHPにとって一つの節目。銅がEBITDAの51%を占め、初めて最大の収益源となった。」と述べた。

取引時間中の史上最高値更新

 市場アナリストの事前予測(バレンジョイ、ゴールドマン・サックス、UBSなど主要10社の平均=2026年2月2日時点)と比較すると、売上高は予測値274億2,700万米ドルを上回った。純利益は予測値60億600万米ドルを下回った。

 それでも株式市場は決算を好感した。公共放送ABCによると、シドニーの豪証券取引所(ASX)では17日、BHPの株価は一時7.2%上昇し、取引時間中の史上最高値を更新した。終値は1株当たり52.74豪ドルと前日比4.73%高で引けた。

BHPってどんな会社?

 BHPは1885年にニューサウスウェールズ州西部で創業した銀鉱山の開発会社「ブロークン・ヒル・プロプライエタリーズ」が源流。合併・買収(M&A)を繰り返し、オーストラリアを代表する資源企業に成長した。2001年には英・蘭系の同業ビリトンと合併。ASXとロンドン証券取引所(LSE)に上場する英・豪系のBHPビリトンとなった。

 その後、資産の分離などを経てBHPグループに改称。22年にはロンドンでの二重上場を解消し、オーストラリア企業に戻っている。企業規模はコモンウェルス銀に次いで国内2位(時価総額ベース)。世界の資源業界では、石油メジャーを除く総合鉱山企業としては最大級となっている。

◼️ソース

Our 2026 half year results at a glance, Learn about our results for the half year ended 31 December 2025(BHP)

Consensus downloads(BHP)

BHP GROUP LIMITED BHP(ASX)

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