地方で試験運用 シドニーから遠隔操縦

無人航空機(ドローン)の導入が、警察の捜査現場にも広がっている。オーストラリア東部のニューサウスウェールズ州警察は19日、遠隔地でドローンを使った捜査の試験運用を正式に開始したと発表した。警察の目が届きにくい内陸部の広野で、空から容疑者を追跡する任務に就いている。
警察が犯罪捜査にドローンを運用するのはオーストラリアで初めて。クイーンズランド州境に近い州北部モーリー警察署の屋根に今年1月8日、2機のドローンを配備。直線距離で500キロ以上離れたシドニーのバンクスタウン空港にある施設から遠隔操作で操縦し、空から撮影した映像を現場の警官にリアルタイムで転送して捜査に役立てている。
2機は配備から約1カ月間ですでに、傷害や家宅侵入、車両盗難などに絡む6つの事件で、容疑者の逮捕に貢献するなど手柄を上げた。モーリーでの試験運用は6カ月間の予定だが、将来的には他の地域への配備も検討するとしている。
ニューサウスウェールズ州のヤスミン・カトリー警察・対テロ相は「警官の職務をより安全なものにし、地上の地域社会を守ることに専念できるようにする」と述べた。
また、州警察のポール・ピサノス副警視総監は「試験運用はこれまでに地方の犯罪との戦いに威力を発揮し、捜査能力を大幅に引き上げ、成功を収めている」と語った。
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