「消費者と事業者のコスト削減につながる」と財務相

オーストラリアのジム・チャーマーズ連邦財務相は31日、消費者がクレジットカードやデビットカードで支払う際の「上乗せ手数料」(サーチャージ)を廃止すると発表した。加盟店が負担する「カード決済手数料」(インターチェンジ・フィー)も引き下げる。今年10月1日から施行する。消費者と事業者を物価上昇から守るとしている。
カード決済手数料は、加盟店の銀行がカード発行銀行に支払う仕組み。コストは最終的に事業者が負担し、上乗せ手数料として消費者に転嫁される。
チャーマーズ財務相によると、国内事業者の16%が現在、カード決済時に消費者から上乗せ手数料を徴収している。総額は年間16億豪ドル(約1,750億円)という。事業者が支払う決済手数料も年間9億1,000万豪ドルに達している。
連邦政府は2024年にカード手数料改革の方針を発表。中央銀行の豪準備銀(RBA)とともに関連業界や事業者、消費者から意見を聞き、実現に向けた準備を進めてきた。
ジム・チャーマーズ財務相のコメント
「今回の変更により、カード決済システムがより公正で効率的、かつ透明性の高いものとなり、消費者と事業者の双方に利益をもたらす」
「オーストラリア国民は物価上昇に直面している。中東の紛争が物価上昇圧力をさらに加速させている。クレジットカードとデビットカードの上乗せ手数料を撤廃し、決済手数料を引き下げることで、消費者が予期せぬ負担に驚くことがなくなり、消費者と事業者の双方にとってコスト削減につながる」
(31日発表のプレスリリースより)
◼️ソース
Ending card surcharges to help with the cost of living(The Hon Dr Jim Chalmers MP, Treasurer)