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連邦予算案で、今冬のオミクロン株感染激増を警告

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「ワクチン耐性のコロナウイルス変異種にも警戒を」

3月29日に発表された保守連合連邦政府の2022/23年度予算案で、2022年の冬には再びコロナウイルス・オミクロン株が蔓延するのではないか、として、蔓延が起きた場合には労働者の欠勤も極端に増加し、供給チェーンにもかなりの重圧がかかると予想されるとして警戒を呼びかけている。

3月30日付ABC放送(電子版)が伝えた。

これは予算案の中の「コロナウイルス冬季対応計画」と題された箇所で、「さらに感染力の強いコロナウイルス新種やワクチン耐性を持つ新種が現れることも考えられ、おおきなリスクになっている」と述べている。

その他にも、コンセッション・カード所持者や年金受給者を対象にした新規RATプログラムも発表されている。また、予算案の中で、「コロナウイルス関連基本想定」として、今冬のコロナウイルス蔓延を想定しており、さらにコロナウイルス関連の不確定要素として感染力の強い変異種やワクチン耐性を持った変異種の出現の可能性も考えている。

専門家の中には、これまでよりさらに感染力の強い変異種が現れればこれまでの社会規制が再導入されることになる、それを防ぐためには現在もっと備えを固めなければならないと主張する者もいる一方で、今後もコロナウイルス感染の波が来ることは避けられないと主張する者もいる。

この予算案のコロナウイルス蔓延警戒の部は、現在、オーストラリアのいくつかの州ではオミクロン株のBA.2という感染力の強い亜系統が猛威を振るっているさなかに出された。その中の「冬季対応計画」で、この冬のコロナウイルス不確定要素が様々な問題を引き起こすだろうと予測しており、冬季以降もオミクロン株の地域的な波が繰り返すだろうとしている。

ただしとして、「国内接種率の高さ、治療法の進歩、それに社会全般がコロナウイルス対応へと変化してきたことなどで将来的な蔓延の経済的影響はごく控えめなものになっていくだろう」と予想している。
■ソース
Omicron COVID-19 winter wave expected to hit supply chains and cause absenteeism, government budget forecasts warn

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