ゼレンスキー大統領、連邦議会でオンライン演説

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ブッシュマスター装輪装甲車の供与を求める

3月31日付ABC放送(電子版)は、同日午後5時30分より、ヴォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領がオーストラリア連邦議会下院に集まった上下院議員に向けてオンライン演説をしたことを伝えている。ゼレンスキー大統領はプーチン・ロシア政権のウクライナ侵略に対して挙国体制で自衛の戦いを続けており、これまでに日本を含む世界の主要10か国ほどの国会でオンライン演説を行っており、ウクライナに対する支持と自衛戦争への協力、ロシアに対するより強力な制裁を求めてきた。

この演説の中でゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍はまだまだ武器を必要としていると語り、特にオーストラリアが開発したブッシュマスター装輪装甲車の供与を求め、さらに、ウクライナ侵略に対して、西側はロシアを処罰しなければならないと語った。

プーチン・ロシアのウクライナ侵略後、オーストラリア政府は既にウクライナに2,500万ドル相当の軍備を提供している。

ゼレンスキー大統領は同時通訳を介して、武器の供与と、ロシア及びその協力国に対するより強力な制裁を求め、「この邪悪な侵略に対して戦う者に武器を持たせなければならない。オーストラリアは非常に優れた装輪装甲人員輸送車のブッシュマスターを持っている。ウクライナ軍はこのような装備を必要としている。供与してもらえるなら感謝に堪えない」と語っている。

さらに、「この戦争もウクライナの自由と尊厳と独立を打ち砕くことはできない。しかし、ロシアのこの侵略者は邪悪な性格であり、処罰せずにおくなら他の国もウクライナと同様の目に遭うことだろう。ウクライナで起きていることはオーストラリアとオーストラリア国民に対する脅威でもある。どんな距離も超えて生命を破壊するだろう」と語った。

続けて、「現在ほど核の脅威が現実になることは何十年も絶えてなかった。今、ロシアの宣伝家は、ロシアの命令に従わない者に対しておおっぴらに核使用を口にするようになった」と語った。

また、2014年にウクライナ東部でロシアの支援を受ける親露武装独立派がマレーシア航空のMH17旅客機をロシアのブーク対空ミサイルで撃墜するという事件が起きており、オーストラリア人の乗客も38人が亡くなっている。この事件ではオランダに本拠を置く調査が行われ、ウクライナ東部の親露武装独立派やロシア軍関係者ら3人が指名手配を受けているが、ロシア国内に潜伏しているため逮捕できない状態になっている。また、撃墜直後に移動式のミサイル発射装置が国境を越えてロシア国内に戻る経路も写真に撮られており、親露武装独立派にロシア軍が深く関わっていることが知られている。
■ソース
Volodymyr Zelenskyy asks for Australian Bushmaster armoured vehicles in address to federal parliament

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