「大インフレで6月には金利が跳ね上がることもあり得る」

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大勢のエコノミストが生活の危機を警告

 現在、オーストラリアのインフレ率が中銀(RBA)の目標とする2%から3%という幅を上方向に大きく逸脱していることから、大方のエコノミストは6月7日のRBA理事会では大幅な政策金利引き上げがあると予想している。

 大方のエコノミストは、過去1年で消費者物価指数が4.6%上昇しているのではないかと見ており、4月27日に発表されるインフレ率によって6月の利上げ幅が決定すると考えている。

 ウェストパック銀行のエコノミストは、RBA理事会は金利を現在の0.1%から40ベーシス・ポイント引き上げ、0.5%に持っていくのではないかと見ているが、他のエコノミストは15ベーシス・ポイントの引き上げに留まるとみている。

 豪統計局(ABS)の、2022年第一四半期消費者物価指数(CPI)は27日午前11時30分に発表されることになっているが、この何か月かの間の物価上昇の激しさは誰の眼にも明らかであり、専門家も一般的には今年4か月間で1.7%、2021年の同期からは4.6%程度上昇したと見ている。過去には2008年9月までの1年間にCPIが5%上昇したことがあり、その直後に世界金融危機がピークを迎えた。

 しかし、一部のエコノミストはさらに大きな物価上昇率を予想しており、ウェストパック銀行は、過去3か月の上昇率は2%程度だが過去1年では4.9%にもなるのではないかと予測している。

 CPIを押し上げている一つの原因は新築住宅価格の急上昇があり、もう一つの原因として燃料価格の急上昇が挙げられている。2022年第一四半期の自動車燃料価格上昇率は10.9%にもなると予想され、ついに予算案時に政府はこれから6か月の期限で燃料税を半減すると発表した。

 次いで、青果価格は6.6%の上昇になっており、食品全体で2.1%の上昇率になっている。過去四半期のこの食費の激しい値上がりが消費者物価指数を押し上げる大きな要因になっている。

 しかし、今回のインフレの特徴をウェストパックのエコノミストは、「RBAが指標に使っている基調インフレだがこれが全般にわたってインフレ傾向を示していると言うことが挙げられる。通常、部門によって値上がりするものもあれば値下がりするものもある。ところが今回はすべて値上がりに向かっている」と分析している。
■ソース
Inflation surge could see super-sized interest rate hike in June, economists warn

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