NSW州でさらに2件オミクロン亜系統検出される

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2回以上のコロナウイルス感染は11,000人

 5月5日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州でオミクロン株亜系統が2件検出されたと伝えている。また、同州ではコロナウイルスに2回感染した人が11,000人にのぼっていることも伝えられている。

 このオミクロン亜系統はBA.5とBA.2.12.1と呼ばれる株で他にも6人がBA.4亜系統に感染していることが確認されている。

 オミクロンBA.2.12とBA.2.12.1は南アフリカやアメリカのニューヨークで大流行した亜系統で感染の80%がこの2つの株だった。

 2020年3月のWHOパンデミック宣言以来、NSW州では233万人以上がコロナウイルスに感染しており、州民の30%近くが1回は感染したことになるが、そのうち11,300人強が2回以上陽性判定を受けている。

 それについて、専門家はコロナウイルスの感染力の強い新変種や亜系統の出現で2回または3回の感染も増えると予想しており、BA.4、BA.5、BA.2.12.1感染者数の変化に注目している。

 ただし、豪州予防接種技術諮問グループ(ATAGI)の共同議長を引退するアレン・チェン教授は、新しい亜系統の出現がオーストラリアでもオミクロン第3波を引き起こすかどうかはまだ分からないとして、「オーストラリアは感染者も多いが接種率も高い。平均抗体レベルを見ればオーストラリアは南アよりはるかに高いはず。オーストラリアでもかなりの数の人がBA.2に感染しており、そうすればワクチン接種と相まってBA.4、BA.5に対する免疫効果があるのではないか。亜系統の毒性がこれまでの株より毒性が強いという証拠は見つかっていない」と語っている。

 一方、NSW州保健局の資料によると、州内で2回以上コロナウイルス陽性と判定された人の半数近くは1回目から半年以内に2回目を感染している。カービー・インスチチュートのウイルス学者、スチュアート・タービル氏は、オミクロン亜系統は、BA.2株から分離しており、感染やワクチン接種による免疫の抗体をすり抜けるような変異をしているのではないか」と推測している。
■ソース
Two more Omicron subvariants detected in NSW as 11,000 are infected for second time

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