メルボルンとシドニーでサル痘患者発生

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両地で30代と40代の男性各1人

 5月20日付ABC放送(電子版)は、メルボルンで30代の男性1人、シドニーで40代の男性1人がサル痘に感染していると判定されたと報道している。2人はいずれも海外からの帰国者。

 男性2人の症状は比較的軽く、またいずれも隔離に入っている。

 VIC州の保健当局は、サル痘感染の男性と接触があった人に対しても症状の観察を続けるよう呼びかけている。

 メルボルンの男性は5月16日にロンドンから帰国する前から軽い症状が出ており、医師の診断を受けていた。また、帰国後、アルフレッド病院で隔離に入っている。

 サル痘はウイルス感染症で、ヒトからヒトへの感染力は弱く、また、症状も軽いのが普通。

 世界的には最近になってアメリカ、カナダ、欧州、イギリスなどで合計数十人がサル痘の診断を受けたり、観察中になっている。

 この感染症は通常は西アフリカから中央アフリカにかけての風土病になっており、それ以外の地域ではめったにそれ以外の地域に広がることはないため、2人の患者が出たことで警戒が強まっている。

 NSW州保健局は、同州の患者は最近にヨーロッパからシドニーに帰国してきた40代の男性で、NSW州に到着してから数日後に軽い症状を感じたためGPの診察を受けたが、その症状がサル痘と同一であったため、緊急検査を受け、サル痘と確定したことを明らかにしている。

 ケリー・チャントNSW州主席医務官は、サル痘はヒトからヒトへの感染力が極めて低いため、パニックになる必要はないとして、「通常、サル痘に感染するためにはかなり長時間にわたって濃厚接触を続けていなければならない。短時間の接触で感染するコロナウイルスやインフルエンザとはかなり異なっているが、それでも、このウイルスの症状を見張っておく必要がある。発熱で始まり、筋肉痛が起きる。また、リンパ腺肥大もある。さらに頭痛、疲労感、無力感などの症状が現れる。その後、1日から3日程度の発疹があり、それも通常は顔に現れる」と説明している。

 5月14日にロンドンを発ち、5月15日午前6時15分にアブ・ダビ空港に着陸したフライトEY10、さらに5月15日にアブ・ダビを発ち、5月16日午前5時45分にメルボルンに到着したフライトEY462の乗客にはVIC州保健局が「症状を観察するよう」通知し、濃厚接触者に対してはワクチン接種も用意している。
■ソース
Monkeypox confirmed in Melbourne and Sydney

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