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エネルギー価格高騰の影響は食卓にも

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ウクライナ侵攻で国産ガス価格もうなぎ上り

 2月のロシアによるウクライナ侵攻に端を発した世界的なエネルギー価格の高騰は、トマト加工品をはじめオーストラリア国内の食品生産にも波及している。

 豪州国内で生産されるガスの価格も、世界的な高騰の直撃を受けている。ウクライナ侵攻でロシア産天然ガスの供給が危ぶまれて争奪戦となり、価格が急上昇している。

 公共放送ABCによると、モナシュ大エネルギー研究所のアリエル・リーブマン教授は「豪州は、クイーンズランド(QLD)州産の液化天然ガス(LNG)の輸出に力を入れてきた。これまでは(海外への)供給、需要ともに規模が小さく、需給のバランスが保たれていた」と述べた。

 しかし、ロシアによるウクライナ侵攻で状況は急変した。「突然、国内市場は世界市場の一部になってしまった。その結果、私たちは世界の価格でガスを購入しなれければならなくなった」(同教授)

 ウクライナ侵攻はエネルギーだけではなく、ウクライナで生産が多い小麦や、ロシアと友好国のベラルーシで生産が多い肥料の価格高騰も引き起こした。ガソリンや電気料金の高騰など家計を圧迫するだけにとどまらず、オーストラリアの食卓にも深刻な影響をおよぼしている。

■ソース

Tomato processor Kagome raises alarm on soaring gas prices (ABC News)

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