シドニー市場の代表的な株価指数は1.5%下落
7日午後2時30分に市場予想を上回る0.5%ポイントの利上げが発表されると、シドニーの豪証券取引所(ASX)の株価は急落した。金融引き締めの加速で企業業績が悪化するとの見方から、情報技術(IT)や不動産、消費関連株などが売られた。
ASX上場の時価総額上位200社の加重平均株価指数「S&P/ASX200」は、前日終値から1.53%下落して7,095.70で取引を終了。トレンドの目安となる20日平均線を割り込んでいる。
なお、市場は次回の7月のRBA理事会での利上げをすでに織り込んでいる。今後の政策金利の動向を占う上で重要なASXの金利先物商品の指標によると、7月に政策金利が1.25%に上昇する確率(引き上げ幅は0.40ポイント)は7日、91%に跳ね上がった。
一方、豪ドルの対米ドル相場は利上げのニュースを受けて1豪ドル72米セントを突破して72.45米セントまで上昇したものの、その後下落し、豪東部時刻7日午後11時の時点で71.60米セント前後で推移している。
■ソース