巨大な地下要塞が出現!?−シドニーのビジネス街

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地下鉄メトロの新駅建設現場に

シドニー中心部マーティン・プレースの地下鉄駅工事現場

 高層ビルが立ち並ぶシドニー中心部のビジネス街、マーティン・プレース。その地下27メートル(最深部)に、古代の宮殿を彷彿させる巨大な空洞が出現している。これは、このほど公開された地下鉄「シドニー・メトロ・シティ&南西線」の新駅の工事現場。英国植民地時代の住宅にも使われた特徴的な砂岩の層を掘削し、ホームドアを備えた最新式のプラットホームと駅舎が建設される。

 同線は、北郊の衛星都市チャッツウッドから市内中心部を縦断し、南部シドナムを経由して南郊バンクスタウンに至る30キロのルートで建設中。運転手のいない遠隔操作の最新式車両が、最短4分間隔で運行する。2024年の開業を目指し、週7日間の工事が急ピッチで進められている。

 チャッツウッドからシドナムまでは全線地下を通る新線で、7つの新駅を建設する。シドニー湾を貫通するトンネルなど主要な工事はすでに終了している。シドナムからバンクスタウンまでは地上の既存路線と11の駅を大規模改修する。現在所要は、現在約35分かかっているチャッツウッドとマーティン・プレース間は11分に、約1時間20分かかるチャッツウッドとバンクスタウン間は43分にそれぞれ短縮される。

 シドニー・メトロは19年、北西郊外とチャッツウッドを結ぶ「北西線」で初めて開業した。現在、南西線のほか、シドニー中心部と西方の中心都市パラマタを結ぶ「西線」、2026年開業予定の「西シドニー空港」と西部の新都市「西シドニー・エアロトロポリス」を結ぶ「西シドニー線」の建設も始まっている。

 建設中の全線が2030年までに完成すれば、全長113キロ、合計46駅のネットワークが生まれる。植民地時代の1800年代に整備されたシドニーの鉄道網。メトロは、古い既存鉄道網に代わる次世代の市民の足として期待されている。

■ソース

Sydney Metro

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