人口は半世紀で倍増
豪統計局(ABS)は28日、2021年に実施された国勢調査の結果を発表した。それによると、調査日(21年8月10日)時点の豪州の人口(海外からの訪問者を除く)は2,542万2,788人となり、前回16年の調査と比べて8.6%(202万896人)増加した。
豪州の人口は過去50年間で2倍以上に増えた。1971年の国勢調査によると当時の人口は1,249万3,001人だった。
世代別の人口を見ると、2000年以降に社会に出た「ミレニアル」(25〜39歳=「ジェネレーションYとも)が、これまで最多だった「ベビーブーマー」(55〜74歳=第2次世界大戦後のベビーブーム期に生まれた世代)にほぼ並んだ。両世代はともに約540万人となり、ミレニアルはベビーブーマーよりわずか5,662人少ないだけだった。
10年前の11年の調査と比較すると、ミレニアムが全人口に占める割合は20.4%から21.5%に上昇した。ベビーブーマーは25.4%から21.5%に下がった。
■ソース
2021 Census shows Millennials overtaking Boomers, Media Release (Australian Bureau of Statistics)