アルバニージー首相が表明、今日から現地視察
アルバニージー首相は6日、大規模な洪水の被害に見舞われているシドニー西方のホークスリバー川流域などニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州の被害地域の住民を対象に、給付金を支払うと発表した。アルバニージー首相は欧州歴訪から帰国し、同日から被災地の視察を始める。公共放送ABC(電子版)が伝えた。
給付金の支払い回数は1度のみ。金額は大人1人当たり一律1,000豪ドル、子ども400豪ドル。7日に支払いを開始する。対象地域は、洪水の被害を受けたNSW州の23の自治体。また、洪水の影響で収入を失った勤労者や個人事業主は、災害復興手当(最長13週間)の受給を申請することも可能になる。
首相は「これまで18カ月間に3回や4回も大規模な自然災害に見舞われた多くの方々のことを思うと、悲痛な気持ちだ」と述べ、支援を約束した。
洪水をもたらした「東海岸低気圧」の雨は6日、収まりつつあるが、シドニー西方の一部に地域では依然として洪水警報と避難勧告が発令中だ。
保守連合の前政権は、クイーンズランド(QLD)州とNSW州北部が大規模な洪水に襲われた今年3月、被災者への支援が遅れたとして批判を浴びていた。