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キャンベラ空港で発砲 負傷者なし

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ターミナル内は一時騒然 犯行動機は不明

発砲事件の舞台となったキャンベラ空港のターミナル(Photo: Wikipedia)

 オーストラリアの首都にあるキャンベラ空港の搭乗手続きエリアで14日午後、男が突然、銃器を取り出して発砲する事件が起きた。男は人に銃を向けることはなく、負傷者はなかったが、ターミナル内は逃げ惑う人たちで一時騒然とした。公共放送ABC(電子版)が伝えた。

 男は同日午後1時30分ごろに空港内に入って座り込み、その約5分後にガラス窓に向かって銃弾を約5初打ち込んだ。警察は男の身柄を確保して銃を押収した。容疑者の氏名や素性は公表されていない。

 警察によると、単独犯と見られ、現時点では危険はないという。犯行の動機は分かっていない。

 ABC記者のリリー・トンプソンさんは、偶然現場に居合わせ、銃声と「逃げろ」と叫ぶ声を聞いた。トンプソンさんは「赤ちゃんを連れたおばあちゃんが恐怖に震えているのを見て、何か恐ろしいことが起こっているのだと分かった。2人といっしょに走って案内所の影に隠れた。そこで数分やり過ごしてから、警備員の指示で駐車場に避難した」と語った。

 事件を受けて、同空港は3時間にわたって5便の離陸が中止され、運休や運行が遅れるなどの影響が出た。

■ソース

Gunman in custody after firing multiple shots at check-in area at Canberra Airport(ABC News)

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