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シドニーの鉄道、また24時間ストで大混乱

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「できる限り在宅勤務を」と州営鉄道

ニュー・サウス・ウェールズ州営鉄道の車両(Photo: Taro Moriya)

 鉄道・路面電車・バス労組(RTBU)は31日午前0時から9月1日午前0時まで、シドニー都市圏の州営の鉄道とバスで24時間のストライキを強行し、交通網が大混乱している。労組が安全性に問題があると主張している外国製の鉄道車両を運休するなど、運行している車両は全体の約4分の1にとどまっている。一部のバスも同時に運休している。公共放送ABC(電子版)が報じた。

 ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州が運営する鉄道会社「シドニー・トレインズ」は通勤客に対して、不要不急の交通機関の利用を避け、可能な限り在宅勤務を行うよう呼びかかけている。シドニー・トレインズのマシュー・ロングランド代表取締役は「通常の時刻表の約25%しか運行していない。鉄道は30分間隔ですべての駅に停車して運行しているので、所要時間が通常よりはるかに長くかかる」と述べた。

 NSW州のドミニク・ペロテ州首相は「非常に恥ずべきことだ」と組合側を糾弾した。ストがこれ以上繰り返された場合、新しい労使協定をめぐるRTBUとの交渉を打ち切り、現在の労使協定も破棄すると表明した。

 一方、RTBUのアレックス・クラーセンズ書記長は「彼ら(州政府)が2週間の期限内に、我々の懸念について真摯に耳を傾け、行動してくれるなら、鉄道網は普段通り運行できるだろう。我々は最初から誠意を持って交渉のテーブルに着いた。政治家たちが私たちを悪党のように扱っていることに、私は憤慨しているのだ」と州政府の対応を批判した。

■ソース
Industrial action by rail and bus drivers causes delays across NSW, Sydney transport(ABC News)

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