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8月の豪失業率3.5% 小幅上昇

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上昇は10カ月ぶり 豪統計局

Photo: Andre Taissin on Unsplash

 豪統計局(ABS)が15日発表した雇用統計におると、8月の失業率は3.5%(季節調整済み)となり、1974年以来48年ぶりの低水準を記録した前月(3.4%)から0.1ポイント上昇した。失業率が上昇したのは2021年10月以来10カ月ぶり。

 被雇用者数は前月から3万3,500人増えて1,355万8,600人となり、コロナ禍のロックダウン(都市封鎖)の最中にあった1年前と比べて4.4%増加した。失業者数は1万4,000人増えて47万3,600人となったが、前年同月比で21.4%減少した。

 労働参加率は66.6%と前月比で0.2ポイント上昇した。コロナ禍前の水準より0.7ポイント高い。人口比の被雇用者数の割合も64.3%と0.1%上がった。総労働時間数は18億4,000万時間と前月比で0.8%、前年同月比で7.9%増加した。

 ABS雇用統計部のローレン・フォード部長は「7月の冬休みとニュー・サウス・ウェールズ州の洪水の影響がなくなったことで、8月は被雇用者数と労働時間がともに増えた」と分析した。
 
 ただ、コロナ禍による影響が消えたわけではない。フォード部長は「コロナやほかの疾患による病欠の影響は8月の労働時間にも表れている。8月に病気のため労働時間を減らした人の数は76万人いた。これは平年のおよそ2倍の水準だ」と指摘した。

■ソース
Unemployment rate rises to 3.5%(ABS Media Release)

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