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クジラ230頭が砂浜に乗り上げた

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30頭を救命 タスマニア西海岸で

ゴンドウクジラ(英語名「Pilot Whale」)(Photo: Wikipedia)

 オーストラリア南部タスマニア島の海岸で約230頭のゴンドウクジラの群れが座礁した。当局や地元のボランティアらが救助活動を行い、約30頭の命を救った。公共放送ABC(電子版)が報じた。

 ゴンドウクジラが漂着したのは、TAS州西部マッコーリー湾の入口に近いオーシャン・ビーチ。21日に大量のクジラが座礁しているのが発見され、救命チームは座礁したクジラに水をかけて乾燥を防ぐなどの救助を行った。地元のサケ養殖業者もボートを提供し、ロープをクジラに結びつけて沖に運ぶなどして協力した。

 ABCによると、22日までに沖に運ばれた約30頭が助かったが、約200頭は砂浜に横たわったまま死亡した。25日には、死亡した約200頭の死骸が腐敗するのを避けるため、船に曳航して約40キロ沖に運んで廃棄する作業が始まった。

 マッコーリー湾とオーシャン・ビーチでは、ちょうど2年前の2020年9月にも、合計470頭のクジラが漂着した。記録に残る限り、オーストラリアで過去最悪の現象だった。今回の漂着の2日前には、タスマニア州では、北部のキング島で14頭のザトウクジラが漂着して死んでいるのが発見されたばかり。

 クジラやイルカの大量漂着現象は世界各地で発生しているが、専門家によると正確な原因は分かっていない。

■ソース
Whale carcasses towed out to sea after mass stranding on Tasmania’s west coast(ABC News)

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