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住宅市況、最大15%下落も「妥当」

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すべては金利次第と専門家

Photo: Andre Taissin on Unsplash

 住宅価格の下落が続いていることについて、不動産情報会社コアロジックのティム・ローレス氏は「間違いなく買い手市場になっている。1990年代初頭の景気後退までさかのぼって見ても、シドニーの住宅価格がここまで急速なペースで落ち込んだことはなかった」と指摘した。

 RBAはコロナ禍の経済対策で政策金利を史上最低の0.10%まで引き下げていたが、高まるインフレ圧力を抑えるため5月以来5会合連続で利上げを行い、9月に2.35%まで引き上げている。RBAが明日4日に開く10月の理事会では、5会合連続で同金利を0.5ポイント引き上げ、2.85%にすると予測するエコノミストもいる。

 もっとも9月の全国の住宅価格指数の下落率は、8月の1.6%から小幅ながら縮小した。ローレス氏によると、住宅市況の下落が鈍化したのかどうかは不明だという。

「私たちは現在、下落局面の底にある可能性はある。それでも、少なくとも金利が安定するまでは、今後数カ月間、住宅価格の下落基調が続くことは予期している」(ローレス氏)

 全国の住宅価格は、金利が史上最低まで引き下げられたコロナ感染拡大以降、25.5%上昇した。現時点でピークからの下落率は5.5%にとどまっている。

 一部のエコノミストはピークから10〜15%下落すると予測している。ローレス氏は「10〜15%の下落も妥当だろう。金利がどこまで引き上げられるかにかかっている」と述べた。

■ソース

Property prices drop nationally again, with Sydney diving 6pc annually and regional Australia following suit(ABC News)

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